初めての個展

*会期:2009年1月31日と2月1日

*会場:思文閣美術館

幼い頃から書の稽古を続け、気がつくと、掛軸や額やパネルなど、お教室恒例の書展に出品していた作品が数多くありましたし、強く薦めてくれる先生方もおいででしたので、個展を開きました。

初めは、個展開催など身の程知らずの暴挙では・・・? と思っていましたし、実際に何かと大変なことも多かったのですが、思いもよらないほど多くの人たちが見に来てくださり、またその会期前後にも多くの友人たちから多大なお力添えや暖かい想いもいただくことが出来ました。それで、この個展を開いて良かったと思うと同時に自分がどれほど幸福な巡り逢いを重ねて来たかに想いを馳せ、深い感謝の気持ちを新たにいたしました。

また、全く別の機会に複数の人たちから薦められた「体験コーナー」の大成功により、自分の役割というものを再認識しました。これ程多くの人たちが、「書道ってちょっとやってみたい・・・」と思っていたとは驚きでしたし、またどの人も、迷うことなく躊躇うこともなく自分の書きたい字や好きなフレーズを楽しげに書いておられる様子を見て、書に少しでも興味を持つ人たちのために頑張ること、そのちょっとした興味を大きく拡げる助けとなるよう努力することが私の役目なのだと、深く心に刻んだ次第です。そして、我が師の目指しておられた「生活の中の書の愉しみ」の実現に向けて精進を重ねることが自分に課せられた勤めなのだと確信したのでした。

そして私は、この素晴らしい芸術であり文化である書道を世界中に拡げたいと今や強く望んでいるのです。

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